ハワイの楽園 幻のビーチ☆『天使の海』サンドバー
オアフ島の北東部にあるカネオヘ湾に位置し、テレビや雑誌などでも取り上げられることの多いサンドバー。
干潮時にだけ姿を表す幻のビーチ
サンドバー(sandbar)は日本語で砂州(さす)と呼ばれています。
海は一定の感覚で潮の満ち引きを繰り返しているため高さの変化があるという特徴がありますが、干潮時に海の水面が一番低くなると、海の真ん中に小さな浅瀬ができることがあります。
これが「サンドバー」と呼ばれているものの正体です。
また、この浅瀬の砂浜は厳密には砂ではなくサンゴ礁が細かくなった破片でできています。
長い年月をかけて隆起したサンゴ礁が細かくなり浅瀬に現れているのです。
こういったところも、ハワイの自然の力を体感できるポイントです。
天使の海と呼ばれる理由は驚くほどの美しさ
実際にサンドバーに行った観光客からは「まさに天使の海!」「美しい!」と絶賛の声が上がるほど綺麗な景色が広がるサンドバー。
ウミガメや全米最大のサンゴ礁があることでも知られるスポットです。
エメラルドグリーンに輝く海、青くどこまでも広がる空、真っ白のサンドバーという色のコントラストと澄み渡る風景が、長い間に渡って私たち観光客を魅了する理由です。
上陸するならツアーがおすすめ
サンドバーを楽しむには、オプショナルツアーがおすすめです。
サンドバーはカネオヘ湾沖から2kmほど離れた場所にあるため、多くの旅行会社はサンドバーに行くための「オプショナルツアー」を提案しています。
楽しむためにここにだけは注意!覚えておきたい3つのポイント
《その1》 干潮の時間を把握する
サンドバーは干潮時という時間を限定して現れる浅瀬なので、干潮のタイミングをわかっていないとせっかく行っても見ることができない……という可能性が。
潮が多い日は、サンドバーに行っても腰くらいまで海水に浸っていることもあります。
ツアーではなくサンドバーに出向くという方は、まず潮の満ち引きをチェックしてから出かけましょう。
こちらのサイトでは、その日ごとの潮の満ち引きを確認することができます。
表示されたグラフは、縦軸が潮の高さ、横軸が時間を表しています。
ページ下部にある「Time Control」の部分で確認したい日時を入力すると、その日の潮の満ち引きを上記のようなグラフとして見ることができます。
グラフの数値が一番上に来ているところが満潮、グラフが一番下がっているところが干潮、つまりサンドバーが期待できるタイミングです。
ぜひこちらのサイトを確認して、絶好のタイミングでサンドバーに足を運んでくださいね。
また、サンドバーを含むカネオヘ湾は、アメリカの国内のなかでも一番といってよいくらい珊瑚礁の数が多いスポット。
それゆえに、たくさんの魚やウミガメが集まってきます。
ですので、旅行の日程上どうしても潮の多い日にしかツアーに参加できない場合は、スノーケリング付きのプランを選んでくださいね。
《その2》 日焼け対策はしっかりと
常夏の楽園ハワイ。
日本とは比べ物にならないくらいの紫外線に対抗するには、徹底的な日焼け対策が必要です。
絶対に焼きたくない方は、日本で売られているSPFの高い日焼け止めを使うことをお勧めします。
また、ハワイでは、オーガニック素材から作られた日焼け止めも多く売られています。
肌のことを気にかける方はウォータープルーフでSPF50以下の日焼け止めをこまめに塗りなおすのが効果的です。
《その3》 寒さ対策も万全に
気温が高いことは広く知られているハワイの地ですが、この海沿いの地は風が強いこともでも知られています。
濡れた身体で風があたると、体温が急激に下がりかなり寒く感じることが多いです。
そのため、サンドバーに赴く際には簡単に着替えられる格好で、さらに、その上から厚手のパーカーやストールなどの羽織ることのできる上着があると安心です。