ストレスってなぜ起きてしまうの?

最近、自分の心と上手く向き合えない方と話す機会が増えています。
少しでも心が笑顔になれますように…

ストレスってなぜ起きてしまうの?

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ストレスと聞くと、精神的な苦痛から発生するものと思いがちです。

しかし、ストレスが生まれるのは精神な苦痛からだけからではありません。

自分の身体に感じる外的な刺激、精神面に感じる内的な刺激によって、心身は反応します。 例えば、暑かったり寒かったりと言った体感温度の急激な変化や、引っ越しや転職などで発生する生活環境の変化からもストレスは生まれます。
また病気などによる身体的な苦痛、日常生活で感じる騒音、人混みでの息苦しさなど、ストレスが生まれる原因は人によって実に様々です。

ストレスが生まれる大まかなメカニズムは痛いと感じたり、悲しさや寂しさ、怒りを感じたりと、その反応が大きければ大きいほどストレスとして心身に負担をかけるといわれています。ストレスは、苦痛に感じる出来ごとそのものが直接の原因ではなく、その出来ごとによって起こる心身の反応が原因となります。

そのため、同じことを経験しても、ある人には耐えがたいほどのストレスだと感じることが、別の人には苦痛を感じるほどストレスと感じない人がいるといった個人差が発生します。

またストレスの原因をストレッサーと言います。

                   先ほど紹介したようにストレスが生まれる過程や原因は人によって異なるため、人の感じ方の数だけ様々なストレッサーがあるといえるでしょう。 

                 できればストレスは少ない方がいい、日々穏やかに過ごしたい、と思っている方も多いと思います。     

極端なストレス反応は心や身体に負担を掛けてしまいますが、適度にストレス反応することは正常なことであり、心身にとってほどよい刺激にもなっている為、多少のストレスは心身にとって必要とも考えられています。

しかし、ストレスの恐ろしいところは強く感じすぎてしまい、それが長い期間消えない場合てです。 

                

 極端に反応が強かった場合、心や身体は次第に何かしらの影響が出て変化していく場合があります。どのような影響があるのか?

ストレスによっておこる体への影響

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出来ごとによるショックを心身で受けてしまいます。

              

 ショック反応から血圧や体温が降下したりし、副腎機能は交感神経が反応しカテコールアミンというホルモンが放出されます。

ショック反応から身体が抵抗を始めます。                      

 体温や血圧が上昇し、糖質コルチコイドというホルモンが放出されます。         

ストレスが長く続くことで免疫力が低下し、身体も消耗し始めます。          

 副腎機能も低下するので必要なホルモン分泌も難しくなります。

これがストレッサーを受けてから心身に浸透するまでのメカニズムです。

ストレスが長く続くことで、心身に変化が出てきます。

                     まずかかりやすいのが精神的な疾患です。

                   パ ニック障害や心的外傷後ストレス障害(PTSD)などを含む不安障害、うつ病などが挙げられます。 

                                  身体的に影響が出る場合も多く免疫力が落ちることから、消化器系の内臓や機能が正常に働かなくなり、胃潰瘍になったり、下痢や便秘などの症状が長く続いたり、感染症に罹りやすくなる場合もあります。

                 また、自律神経が乱れることから眩暈や耳鳴りが激しくなったり、過換気症候群と呼ばれる心因による呼吸困難に陥ったりすり場合などもあります。

 

私はDV被害により的外傷後ストレス障害(PTSD)と喘息を発症してしまいました。

 

しかし、ストレスを感じたからと言って、すぐ身体に影響が出るわけではなく、抵抗期の段階までは抵抗を続けます。               抵抗力を強めるホルモンを放出したり、体内がエネルギッシュになるように血圧や体温を上昇させ血流を促進させたり。その段階でストレッサーを忘れうまく解消することができれば、その次の消耗期を迎えることなく、いつも通りの日常を送ることができるのです。

 

ストレスに負けない体になるためには

大切なことは、原因となっているストレッサーとメカニズムを正しく知ることです。                                     ストレッサーは人それぞれです。

                 そのため「自分には自分だけのストレッサーがある」ということをまず理解し、どのような場面で受けやすいのかを知る必要があります。

                 この事柄については他人を参考にすることはできないので、きちんと自分の心と向き合うことが大切です。

客観的に冷静になれる状態の時に改めて自分を振り返ってみて、どんな場面で、何に誰に対して、どんな出来ごとに対して、自分は怒ったのか、ショックを受けたのか、不快な思いをしたのかをよく考えてみてくださいね。

                 自分のストレッサーを知ることができたら、次は先程の心身のメカニズムを思い出しながら、ストレスを引きずらないような努力が必要です。

「自分を見つめ、向き合っていくこと」はとても難しいことです。             自分自身を変えなければまた同じようなストレスを感じてしまいます。

自分を大事にする」自分に我慢しないことが大切です。

しかし、

自分を大事にするなんて無理だという方もいるでしょう。

そのような人は、今までの経験から対処法を変えてみてはいかがでしょうか。                                    過去と同じストレッサーから反応してしまうケースは非常に多いと言えます。                                    前回はこういう感じ方をして対処した結果、身体を壊してしまった、などと言う失敗の経験があれば、次はどうすればいいかが自ずと見えてくると思います。               そして、前のように苦しまずに済む新たな対処法が見えてくると思います。

                                        

また、物理的に変えることが可能なストレッサーであれば積極的に変えていくことも大切てむす。

                                  苦痛な人付き合いをやめる、生活環境を変えてみる、思い切って転職をしてみる、など、方法はいくらでもあります。

自分を変える、環境を変えることで解決方法の幅はぐんと広がるはずです。

ストレスとそのメカニズムについて少しは理解いただけたでしょうか?

ストレッサーは完全に避けられるものではありません。

 ストレッサーは目に見えるものではないので、感じたことに鈍感にならずしっかりとメカニズムを理解した上で行動に移す必要があります。

                 また誰にでも起こりうることと理解し、心身のメカニズムについて一連の流れを把握しておくことも必要です。そのためストレスと上手に付き合っていくことと、ストレスの解消方法や気持ちを切り替える方法を身に付けておくことも大切です。

今日の【happyを呼ぶ言葉】は

不安な時は

とりとめのない

考えをやめて

体を動かそう

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ストレスや出来事によって、その原因でトラウマを抱えたり、フラシュバックを起こすこともあります。

パートナーからの暴力や育った家庭内に暴力があると、その時の辛い経験が急によみがえってパニックになったり、強い不安や悲しみ、怒りの感情が出たり、その時に感じた身体の痛みが再現されることがあります。
暴力を経験すると誰にでも起きる自然な反応です。
つらい過去に飛ばされたとしても自分でコントロールして今現在に戻ってくることができます。
私自身PTSD(心的外傷性ストレス障害)でトラウマと向かっていますが、心の蓋を開けることによって少しずつコントロールできるようになってきました。
そこで…トラウマから現在へ戻ってくる方法を紹介しますね。(*^▽^*)

★自覚で確認(目)
カレンダーの日付を確認(今、自分がどこにいて何年何月何日かを把握する)

★嗅覚、触覚で確認(鼻)
いい匂いのモノを嗅ぐ

触れて心地よい小さなぬいぐるみなど、フワフワした小物など

★聴覚で確認(耳)
聞こえる「音」に集中し「私は安全です」と声に出してみる

★身体の状態を確認(体)
心臓の鼓動、汗、呼吸など
自分の状態を把握し、いつもとどのように違うか?観察します

★味覚で確認(舌)
ミントなど「今を感じる」
お気に入りの飴などをなめる

                                                                                       NPO法人 レジリエンス  

過去に飛ばされることを完全に無くすことは難しいかもしれませんが、自分で感情をコントロールできるように練習していくとだんだん飛ばされる回数、時間が減ってきます。

暴力だけではなく、自然災害、事故、モラハラ、いじめ、戦争、犯罪、虐待…
ストレスがたまってる時もやってみてくださいね。🌴(o^-^o)🌴

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